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ヘレン |
2006,3,29 |
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「こぎつねヘレン」をひとりで観にいきました。そして、同じくひとりで観に来ていた女の子のとなりのとなりの席で、かなり早い段階から泣けそうでした。映画が始まり、数分後、「こぎつねヘレン」というタイトルの文字を認識しながらすでにヤバかったのはいくら何でも早すぎました。さすがにタイトル段階で鼻をすするのはこらえましたけども、もうとにかくヘレンが大画面に登場するたびに「なんっっちゅうーかわいらしい・・・見てんあの・・・だっこのされ方、うっ、泣こう、もうここで泣いてしまおう・・・」という状態。主人公の男の子にヘレンが抱っこされてるだけで私は本当にその姿だけで泣けました。私、いったいどこの何に反応して泣けるんだろう。そこは割と謎ですが。とにかく、私にとってはヘレンがいっぱい大画面に映し出されれば、もうそれだけで成立していたのだと思いました。
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近づいてくる春よ・・・ |
2006,3,27 |
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桃の花のピンクはかっわいいなと思う。菜の花の黄色もライトみたいでいいですよ。でもやっぱり根本的に「春」がですね・・・うっ・・・。それでたまらなくなり友達に電話。「春だよーーー。」という内容で。今のはぜひ木更津キャッツアイのオジーの「朝だよーーー。」風に発音してもらいたい。まぁ細かいことはいいんですが。すると「あぁ、そういう人おるみたいよ。なんかね、いろいろな植物が元気に太陽に向かって芽吹いていくのを見て『なんであたしはどんよりとしているのか・・・』ってますます落ち込んでいくらしいよー。」と明るくインフォメーションをもらいました。明るすぎるのです、この世の色が!その友達は「えー、春大好き!!」って言ってました。・・・。 で、春って何月までが春?あと何ヶ月のあいだが春?明日ってもう春?「プライド」のキムタクはハル!!・・・ほらね、こんなになる・・・。よし。気合を入れるために年明けから読んではくじける「高慢と偏見」の続きを読みます。春についてもがき苦しむより外国文学でイライラする方がまだ救いがある気がするのです。
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沖縄料理店にて。 |
2006,3,11 |
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自分から「ご飯食べに行きませんか?」と誰かを誘うということ自体、私にしてみればとにかくめずらしいことで、それはそれは一大決心だった。以前お世話になっていた職場の女性二人に今週の頭にメールでお誘い。別に何か話したいことがあったわけでもなく、思いつきに近いものだったのだけど、会ってご飯を食べて過ごしたい人を思い浮かべたとき思い浮かんだ人はなぜかその年上のふたり。「で、何時にどこに行ったらいい?」と即答いただいたときはとってもうれしかった。その返事をもらった日から今日まで、私はアホみたいに浮き足立っていた気もする。それほど久々に会う二人だったからなのか、自覚してたよりふたりを好きなのか分析に困っているけれど、とにかく会う日が楽しみだった。結局お店は私が勝手に選んで、時間も「6時にきてください。」と連絡。自分にこんなことができるとはちょっと驚いた。一応最初に「どういうお店がいいですか?」と尋ねはしたけれど、夜か昼かだけ聞いて、途中からもうさっさといろいろ決めてしまおう、という気になってしまった。自分だってやればできるではないか、と思った。「上司と飲みに行く。」とか「先輩の誘いを断れない。」という状況を実感することがないままの10年を社会で過ごしてきたからと言って、職場の人とプライベートで会うということを理解するのにこんなに時間がかかるとは思わなかった。別に普通に集合して「次なんにしましょう?」って言いながらメニュー見て、食べたいものを、例えば「ゴーヤのおひたしもう1回!」とか頼んでしまえばよかったんだ。沖縄で食べるよりはるかにおいしい沖縄料理のお店であっという間に3時間。デザートはうちで食べようと思っていたのでうちの狭い台所でお土産にいただいたクッキーをほおばりながらいろんな種類の紅茶を飲んだ。こういうリフレッシュ方法があるのに、なぜ今までできなかったんだかさっぱりわからず。深夜までおひきとめしたけれどそれでも時間が足りない感じがして「勇気を出してまたお誘いします。」と見送ったら「勇気はいりません・・・。」と言われてしまったけど、やっぱりまた勇気を出して誘ってみちゃおうと思ったのでした。断然遅いけど、一歩前進したと思う。
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たまには仕事のことを書く。 |
2006,3,9 |
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あんた、ひょっとして今週仕事しないのか、と言われるといけないので、ちょこっと仕事のことも書かせていただこうと思う。私はフリーランスなので仕事があるかないかという極端な状況で生きているのですが、サラリーマンの皆様の場合、仕事があるのは大前提として、それ以外の大前提に「人事異動」というものもついてまわるのですね。ある日突然自分の選ぶタイミングじゃなく環境が変わった場合なんて特に大変なんだろうなぁと思います。最近私の身の回りのサラリーマン(=番組スタッフ)の間でも一部異動があって、新しいメンバーや、たまにしかご一緒できない外注のカメラさん、音声さんとで取材に行くことが増えたように思います。っちゅうかそもそも私自身が外注スタッフですけども。で、今日はマジメな日記になりそうでちょっと恥ずかしく、仕事のこととはいえtysのHPにはかきたくないのでこっちに書こうと思います。こっちならいいんか!なんでや?という感じもしますがいいんです。どうぞ気にしないで読み進めていただきたい。さて、ロケ中特別指示がない時には普通自分で考えて動きますが、どう動いていいやらわからないときもあって、コレだという自分のとるべき行動が浮かばないときに「どうしよう?どうしたらいいと思います?」と尋ねることができる環境にあるということがとても健やかで恵まれているなぁと思ったんです今日。尋ねたらいろいろとアイデアを出してもらえたり、スタッフ全員でひとつの演出を理解するその工程をとても興味深いと感じました。一緒に仕事をする人たちのいろんな人柄が仕事を通して少しずつ見えてくるのも仕事のおもしろい一面だろうなぁと、今日はちょっぴり新鮮なメンバーの中でそんなことを考えました。私は、仕事をしている人の仕事中の姿を、とても愛しているんだと思います。だから、怒られている人も怒っている人も、そんな状況のそばで勝手に気まずくなっている自分もごまかさず、泣けても笑っても納得がいかなくても、仕事を通してのいろんなことを、いろいろ感じながら明日も仕事したいと思いました。あ、明日わたし休みだった。休みなのにお弁当作るために早起きするの、なんだかなー。でもがんばって起きよう・・・。ではみなさん、おやすみなさい。
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押入れ整理の日 |
2006,3,7 |
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その気でやったのに6時間くらいかかりました。でも大成功の押入れ整理。うちは2DKという間取りなので、例えば風邪がうつらないように別々の部屋で寝るとなると、一方は必然的にリビングで寝ることになります。このたび、寝室に使っている和室の押入れからいちいち布団をリビングに運ぶのって合理的じゃないなぁということに気がついて、最初からリビングの押入れの下段を布団収納スペースにすればいいんだ、と思ったことからこの押入れ整理は始まりました。となると、それまで下段に納まっていたものをどうにかしなければなりません。ついでに上段も整理整頓しようと手をつけ、だったらクローゼットがわりにしているあっちの押入れも、と、どんどんやることが増え、お昼ご飯もお茶も忘れて夢中で片付けました。夕飯の買い物に行ったのは7時を過ぎていたけれど、気持ちはすごくスッキリ。引越しの予定はまだ全然ないのですが、このいつでも引越し可能な状態というのがすごく気持ちがいいです。わけのわからないダンボールがスペースの無駄遣いをしていたこともよくわかり、容赦なく処分。片付けの途中で小さな携帯ラジオが見つかり、それをエプロンのポケットにはさんでFMを聞きながらだったので作業を楽しむことさえできました。中学生や高校生の頃、テスト前になると急に部屋の大掃除をしていたことを思い出しましたが、そういえば明日は公立高校の入試なんですね。みんな落ち着いて試験が受けれるといいね。
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掃除中にやりがちなこと |
2006,3,6 |
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ダウンしてからほとんど1週間家のことができなかったので、少しずつ家の中を片付けて過ごしました。で、やりがちなのが、本を片付けながらマンガを読んでしまうとか、ビデオを整理しながら「これ何が入ってたっけ?」と再生するついでにみいってしまうとか。次々にビデオを再生しながら、急に思い出して結婚式のビデオを出してきて、およそ2年ぶりくらいに見てみました。業者さんに頼んで撮影してもらった沖縄での結婚式。当時27歳の自分を見て軽く戸惑いました。27歳と30歳では同じ人間なのにこうも違うのか、というほど違う。何がだろう。ルックスの傷みはもちろん今より少ないのですが、そうじゃなくてなんかちょっと今より性格が悪そうというか・・・。夫はというと今より断然大人っぽく、さすがにみんなまだ「他人」って感じがしました。2年半の間にちょっとずつみんなの距離が縮まってるんだなぁとしみじみ。特に私と夫の母との距離はずい分無理がない距離になったと感じました。この結婚式ごろってあれだけ毎日のように夫の実家に通っていながら何を話していたのかさっぱり思い出せない。きっとそれなりに緊張していて思うように話せてもいなかったに違いないです。最近は話題に困るということがなくなりました。適当にそのとき話したいことをお互いに話しているからだと思います。この、「適当」というのにたどり着くまでがひと山だなぁと思います。それにしてもなぜあの年のあの時期に結婚したのか、今となっては不思議でしょうがないのです。なんかすごく簡単にいろんなことを決めてしまって、盛り上がりとか気持ちとしては全然ピークではなく、淡々と準備をすすめていたし、冷静に打ち合わせとかしたりして、なにかこうプロジェクトを最後まで無事に遂行しきることが目的のような自分しか思い出せない・・・。みんなそんなものかしら?結婚という時期にしてはスウィートな空気が足りないというか、とても孤独な作業風景ばかり思い出せるのも悲しいものがあります。そして、夫婦間の記憶にはきっと温度差があるな、と感じます。というのも、プロジェクト全体の責任者という位置の私と、なんか楽しいお祭りに参加しました、というポジションの夫。ビデオはそういう顔をしっかりととらえていて、夫は初々しく、私はうっかりプロデューサー顔のまま映っているのです。こんなのいやだ!!それってなんか理想と違う。もっとこう、どこまでも優しそうな花嫁を演出する予定だったはず。それがあなた、優しそうな新郎と頼れる新婦が映ってましたから。これから結婚する若い皆さんに言いたい。準備を全て終えた当日の自分の演技かイメトレは最後までお忘れなく・・・。
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今さらエキシビジョン |
2006,3,5 |
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たっぷり12時間眠り、起きておもむろにビデオをつけたらトリノオリンピックのフィギュアスケートエキシビジョンを録画したテープだったのでついついそのまま早送りもしながら最後まで観てしまいました。いろんな特別なコスチュームも楽しいエキシビジョンでした。まずフィギュアスケートの人たちの体型が好き。とくに、スケート靴までフルカバーする肌色のタイツ。もともと足が長い人が多いんだろうけど、それがさらに足が長く見えるのであの下半身の美しいシルエットを見ているだけでもため息・・・。アイスダンスとかペアの人たちはペアだからこそのアクロバチックな技が見せ場かもしれないけど、私はあの普通に滑っているときの平行感覚というか、全てがぴったりのタイミングで踊りながらまったく同じ動きで移動していく時間が大好きだと思いました。ようやく今週末に放送になるのですが、トリノオリンピック女子フィギュアショートプログラムの前日に、2年前にも取材させてもらった下松市でフィギュアをがんばる女の子をまた取材させてもらえました。自分が一緒にすべることができなくても、目の前で練習をみせてもらえただけで大感動!その感動がうまく伝わるといいんですが・・・。
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A型でした。 |
2006,3,2 |
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ここ数日、体調を崩していました。みなさんお変わりありませんか?これはヤバイ感じ、と思ったその日、どっから見ても負のオーラをまとって病院へいきました。するといつも弱りきったところしかお見せできない先生に顔をみられるなり「あら?インフルエンザじゃない?」と診断の前に診断されました。「もう終焉にむかっとるっちゅう時になる人おるんじゃねー。」とか「目がうるうるしてチワワみたいになっとる。」とか「こりゃ熱が相当あるよ。肉まんみたいにぽっかぽかー。」と楽しそうに診断していく先生。いいな先生、いっつも楽しそうなんだよね。弱ってる自分がたまにアホらしくなるほどです。先生を見ていると精神的にだけは多少元気をもらえます。で、妊娠検査薬みたいな装置でインフルエンザのA型方向に陽性反応が出て「はい、A型。」とのことでした。このあたしが!?インフルエンザ!?ありえんのんですけどーーーー!と思いながらへなへなと待合室の椅子で待機。いつも凛としておきれいな医療事務の方に呼ばれ、タミフルと鼻水のお薬を出してもらいました。今日で3日目。まだ全快ではないけれど、ここまではタミフルで治し、あとは気合いで仕上げるつもりです。さすがに今回は気力だけじゃ太刀打ちできなかったとです・・・でも体力さえ回復すればもう動けます。とは言っても3日間パソコンも開けないどころか移動はトイレと台所と洗面所のみ。テレビのある部屋にすら行ってないです、用事がないから。当然お風呂も入ってない。さすがにひどい頭と顔になってます。こんな状態を見せられるのは今や夫のみ。その夫はうなっている私をみて「まんまるー。すごい顔ー。」と大はしゃぎ。信じられないほど失礼な生き物と同居しております。でも、彼はレトルトのおかゆをあっためてくれたり、コンビニのうどんを作ってくれたり、そしてそれを「いいな、おいしそうだから食べたい。」と言ってきたり、汗をかいて私の着替えがなくなり大量にカットソーを買う目的で入ったお店でどさくさにまぎれて自分が普通に欲しい服も一緒に買ってきたり、よく働いてくれました。失礼でもお調子者でもいいから、頼むから順番でインフルエンザにかからないで欲しい。私はあなたのように看病を楽しめないと思うからです。みなさんも残っているインフルエンザウイルスに気をつけてくださいね!
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