おっきーのにっきー2004/09
引き出しの中
2004,9,30
今日は残っている野菜とうす切り豚バラ肉でパスタとスープとサラダの夕食でした。パスタをゆでるとき、私は最近ストップウォッチをつかいます。違った。仕事で使っていたストップウォッチを今はパスタにしか使わないということが言いたかったのです。台所の引き出しにこんな風に埋もれているんだなぁと思ったのです。私のストップウォッチはなんにも音がならないようにとアナログを選んだのですが、パスタをゆで始めてすぐにこの引き出しを開けてスイッチをおして、また引き出しを閉めて他の作業をしてしまうので、ついついゆで時間をオーバーしてしまうこともあります。今日は残り野菜でナポリタン風にしたのですが、やはりベーコンではなく普通の豚肉だったからか、いつもより地味な味になってしまって、さほどときめきもなく食べ終わってしまいました。s失敗です。さ!気を取り直して明日は買い物の日です!6日ぶりの外出です。
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空に見とれる
2004,9,29
夕方、居間から見える稲穂があまりにも輝いていたので、あぁ、晴れたんだと思い、家中の窓を開けて空気を入れ替えることにしました。西側の部屋にいくと、そこからものすごい存在感の雲が見えて思わず携帯をとりにいって写真を撮りました。昼間あんなに曇って暗かったのにバックに見えるのは青空。手前に強烈に光るオレンジと濃いグレーの影が立体的な雲。これは肉眼で見るとほんとに怖いほど迫力があって、しばらく見とれてしまいました。夕方の雲の色ってほんとにあっという間に変化するらしく、結構連写で撮影したのに、保存する間にいちいち見とれてしまって、色が全部違うものが撮れました。アパートの真上に広がっていた雲はこれまた素敵な色合いで、大変美しい色を放つ雲と空のコンビネーションだと思いました。話は変わりますが、掲示板見ました。見ましたどころか、いつも見てるんですけども。結婚記念日のお祝いメッセージ、どうもありがとうございます。なんとケンカの多い一年だったことか・・・。そんななのに祝ってもらってもええのでしょうか。お恥ずかしいわ。今日は、夫の提案で「うどん」を食べにいくか、または、「焼きそばセット」を食べにいくか、そんな夕食です。これって、家計を気にしてくれているのか、そういうセンスの人なのかよくわからないんですけど、私としては「うどん」を支持したいと思っています。
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おやつですよー。
2004,9,28
今日はどうしてもクッキーが食べたくて、でももう食費に余裕はないわけだし、ということで自分で作りました。ネットで作り方を調べるとバター100グラムが基本の量になっていて、でも冷蔵庫には10グラムにきれてるバターが6かけ。材料をバターに合わせて換算するところから始まりました。といっても、うちには量りがないので全部目分量。さすがに小麦粉は様子を見ながらちょびちょび入れていきました。あ、そうそう、ベーキングパウダーもなかったんです。でも、ひょっとしてなくてもいけるんじゃないの?と思ってそのまま続行!そしてできあがったのがこちらです。(写真参照)小学生の頃は学校から帰ると秋から冬にかけてだけですが、たまに台所からお菓子の焼ける匂いに迎えられていたもんです。今日はその頃と同じ匂いがこの台所にも充満していて気持ちも満たされました。母ちゃんの作るクッキーはいつも最後に卵黄を塗るので光沢があるのが気に入っていました。右の焦げ気味のクッキーは真似して卵黄仕上げにしてみました。焼き上がりを待っている間にはホットケーキも作って食べてしまったので、焼きあがったクッキーは見てるだけでお腹いっぱい。と、いいつつやはり味見。お砂糖は結構入れたつもりだったけど、なんとまぁ甘さひかえめのクッキーだこと。ということは、市販の甘いおいしいクッキーにはいったいどれほどの砂糖がつかわれているのでしょう?見た目はクッキーですが、まことに小麦粉っぽいおやつの完成でございます。でもその小麦粉を感じられる食べ物が私は好きです。クリームやチョコが入っていないパンやスコーンも同じ理由でつい選んでしまいます。初めてクッキーを作ったときはめちゃめちゃ時間もかかったし、大変な思いをしたような気がするけど、結構単純な材料でできたシンプルなお菓子なんだよなぁと思いました。
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今日は唐揚げよー。
2004,9,27
うちは毎月のお金を私が全部管理しています。給料日は25日ですが、月が終わるまでの5日間、お金をおろしません。あくまでもその月はその月の給料でやりくりするようにしているのですが、なんともこのラスト5日間が苦しい!近所にスーパーがあるので毎日のように通って必要なものをちょこまか買っていたのですが、今回はちょっと新しいことに挑戦。先週の土曜日に最後の食費すべてをつかって1週間分の貯め買いをしてみたのです。残りの予算がほんとにわずかで、そうでもしないと買い物をした気分にならないなと感じて思いついたことなのですが・・・。そこで、メインのメニューを1週間分決めておいて、メモを片手に材料をイメージしながら「他の何かで代用できない」という最低限の材料を中心にかごにいれていきました。あぁ、なんか戦いのような買い物。それにより、今日は鶏肉をつかったから揚げを予定通りつくりました。夕方から生姜・酒・砂糖・みりん・醤油に漬け込んだから揚げに片栗粉をまぶして、揚げたのは10時過ぎ。漬かり過ぎかなと思いましたが、ちょうどよく漬かっていました。毎日材料をみて「何作ろう?」と悩まないで済むということが、こんなにもラクな気分につながるとは発見でした。休みの日にお出かけ気分のだんなと一緒に買い物にいくと、単価の高いお惣菜とかお寿司とかを欲しがって「あたしがこんなに考えて買い物してるのにあんたはっ!!」とケンカになるというデメリットがあることも発見したかな。大人なんだし、買ってもらえなかったからといっていじけなくてもいいと思うけどね。
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真っ黒ちゃんが産まれていました。
2004,9,25
今日はまたまた実家に帰っていました。我が家の飼い犬モモに赤ちゃんが産まれたと言うのです。そりゃ見たい、抱きたい、と思い、父について牛舎にあがると、あんれまぁ、親牛が一頭ぶらついていて(・・・というより逃げていて)、あわてて二人で牛追いをしてお産用の小屋に戻すとそこにはとっくに子牛が産まれていました。人間のお手伝いなしで産まれてることって割とよくあることではあります。暗くて写真が撮れなかったのですが、産まれて1時間くらいたっている様子でした。へその緒が垂れたままなのにもう立ち上がって、ずっとフラフラとバランスをとりながら母牛を目指している様子は何度見ても応援したくなります。産まれてすぐの子牛って「コント中?」ていうくらい激しくふらつくんですけど、ダメです、感動します。その子牛も真っ黒ちゃんだったんですけど、お目当てのモモちゃん赤ちゃんも真っ黒でした。チラっと端っこの方に写っております白いわんわんがモモなんですが、本来は赤ちゃんの色が本物。モモの方が甲斐犬の色じゃないのです。ま、可愛いから何色でもいいんですが、なんともめんこいショットが撮れたので載せたかったのです。もう1匹ランにもおデブちゃんが2週くらい早く産まれていました。1匹しか産まれなかったからおっぱい飲み放題で太るんだね。これで今、名前が決まっていないわんわんが3匹に。うち1匹は自分がチャーだと思っているようですが、チャーはその母親です。なので、チャーと呼ぶともれなく2匹飛んできます。・・・もう2匹ともチャーでええか。
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素敵な結婚式でした
2004,9,23
今日は短大時代からの友達の結婚式と披露宴がありました。いつもきれいでかわいい憧れの女の子だったのですが、そんな彼女が花嫁さんになるとそれはもうお世辞抜きでお姫様のようでした。
ハウスウエディングスタイルだったのですが、新婦とおしゃべりするチャンスも結構あって、「優子、今日、PTA会長みたい。」と言われました。こら!こらーっ!
アットホームな雰囲気で始まった披露宴は、サプライズがいくつも用意されていました。まずは新婦から、去年の今日、結婚した友達へのプレゼント。そのお友達は感動して泣いていました。すごく微笑ましい光景でした。しばらくして、たくさんのフルーツに特大サイズのシャンパンをかけてドリンクを作る、という演出のお手伝いに指名されたのが、披露宴出席ハガキの返事を一番に届けたそれぞれの友人。選び方に”うれしかったよ”という気持ちがこもっている感じがしてこれも素敵な演出だと思いました。かわいい演出はデザートビュッフェの時。新郎はコックさんのかぶる帽子をかぶって、新婦は白いフリルのエプロンをつけて、ケーキをみんなにサーブする演出。これはほんとにこの二人に招かれてここに来たんだな、と感じました。「どれにする?」「これとこれがいい。」という会話ができるのもなんだか幸せでした。
そして何に一番感動したかというと、新婦が両親にあてた手紙の中で、お父さんに対しての「新居を先に下見に行ってくれていたことを知った時は少しびっくりしたけど、あぁ、私、愛されているんだな、と思いました。」というひと言。これを言われたお父さんの気持ちになってしまって、こらえていた涙がついにこぼれてしまいました。そして、最後の最後、新郎が挨拶を終えた後、なかなかマイクを返さないなぁと思っていると、「実はまだちゃんとしたプロポーズをしていないので、今日この場を借りて、皆さんの承認も頂き、プロポーズに、・・・(沈黙)・・・・かえさせていただきたいと、思います。」という最大のサプライズ!!最後の丁寧なしめくくりの言葉が会場にあたたかい笑いを運んできましたが、真隣で新婦がもろ感動しているのが伝わってきてしまって、もうこっちも笑いたいんだか泣きたいんだか。新婦のかわいい「幸せにしてください。」という返事にも笑いが起きました。結婚式って、披露宴って、出席するたび好きになるような気がします。ちなみに、夜は家で昨日のカレーを食べたのですが、今日はおいしいと感じました。なんと、ふたりの愛の力でカレーの味が変わってしまったのです!今日はお招きありがと。お幸せにね!
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今日はカレーよー。
2004,9,22
お昼3時頃だったでしょうか。今日はもうカレーとフルーツ以外食べたくないと思い、カレールーを買いにスーパーへ出かけました。早く作り終えたかったのでジャガイモは小さく、そして、たまねぎも薄切りにして作りました。そして、いつものように、ご飯の代わりに刻んだキャベツに出来上がったカレーをかけて食べたのですが、なぜかあまりおいしいと感じられない。あんなに食べたくてルーを買ってきてまで作ったカレーなのに。日本のカレールーで作るカレーシチューは誰が作ってもおいしくできあがるはずなのに(←ダーリンは外国人A「はじめての料理」参照)。こんな経験は初めてです。この量だと明日の夜もカレーだと思います。
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はやとちり
2004,9,19
今日はそれぞれ渡し合うものがあって友達が3人遊びに来てくれました。夕食を一緒に食べながら冬ソナをおかずに騒ぐつもりでした。なぜかいろいろな種類の辛いものが食べたかったのと、私たちだけ外食するとあとで私のだんなの1人分を別に作らないといけなくなるのがちょっと面倒だったので、ケンタッキーのテイクアウトチキンを買ってきました。あとはみんながそろうころにピザでも頼もう、と思い、1人到着したところでピザとパスタを注文。ピザと遅れてくる友達二人を待っている時間、私たちは冬ソナのCDを聴きながら狭い台所で懲りもせずユジンとミニョンさんを熱演。なぜか彼女はいつもユジンのセリフから始めてしまうので、自動的に私がミニョンさんのセリフでそれに続いてしまうのが不本意でした。いや、どっちでもいいけどまぁなんというかふたりともすっかりおばちゃん丸出しでした。ちょうど、ユジンとミニョンさんのスキー場下見のシーン、そう、あのユジンがカメラを構えてミニョンさんがカメラに気づくまで、というセリフのないシーンを熱演していたときだったでしょうか、「ピンポーン」というチャイム。友達はまだ着くはずがなかったので、今日のピザはえらく早いのねーと思いながら財布を持って玄関のドアを開けると、そこには新聞の勧誘スタッフが・・・。結局ピザの到着をはさんで、そして友達も巻き込んで話を聞いてしまいました。スーツ姿だったっけ?ちょっともう忘れてしまいましたが、きっとあけたとたん私は「え?あなただれ?」という顔をしてじーっと観察したことと思います。それでもピザショップのサプライズキャンペーンか何かだと少しの時間考えていたのでした。あぁ、なんのためのインターホンなんだろう。ところで麻衣ちゃん、CDありがとう。毎日聴きます。
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ついに・・・
2004,9,16
ここ1年くらい多少太ったりやせたりということはありましたが、服のサイズが変わってしまうほどの変化ではありませんでした。今日は外出する予定があり、実家に移動させた服の中からきちっとした服をいくつかまた持って帰っていたのですが、着ようと思っていた写真のワンピース、うしろのファスナーがどうやっても上まで閉まらないではないですか。どこにそんな肉がついたんだろう?と思うのですが、これは明らかに背中に贅肉がついているのです。背中の肉は落ちないっていいますからね、大変な事態です。あぁ、ほんとにどうしましょう。ちょっとらくちんな服ばかり着ていたからわからなかったんです。体重計の数字も見て見ぬフリをしていた結果です。このままでは、大金をはたいてスカートからリフォームしたトップスも着ることが危うい状況です。結婚記念日までになんとか修正しなければ、と思います。とりあえず、雑誌からスタイルのいい人の写真を切り抜いて飾ってみよう。何か変わるかもしれないし。心構えとか。
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冬のソナタとようやく出会う
2004,9,15
今回は3泊4日で実家に帰っていました。月曜日のお昼前に従姉が冬のソナタを全部貸してくれて、「ついに見る時期が私にも・・・」と感じて緊張しました。まずは従姉や伯母や母も一緒に2話まで見ました。もうすでにその辺で「この転校生と目が合うとどうもドキッとしてるわ・・・(←目が合うと感じる時点ですでにヨンフルエンザに感染の疑い)」と気持ちが高ぶり、チェリンを敵視し、そのまま夜中の2時近くまで見続け、翌火曜日、午後11時40分、20話すべてみ終わりました。食べる、寝る、お風呂に入る以外の時間はずっと観ていたことになるでしょうか。そこに「好き」という気持ちが見えるたびに胸がはりさけそうでした。そして無言の場面こそ切なくなりました。まさに物語が佳境を迎えたとき、たまらなくなって友達(まこし)に電話。すると、「ここからよ。」と韓国語でのアドバイス。あ、思い込みです、日本語でした。もう一度心を落ち着けてラストに向かって再生ボタンを押しました。登場人物の皆様、二人は心から本当に愛し合っているだけなんです、この気持ちはどうしようもないんです、運命の相手と出会ってしまっただけなのです、だからどうか、誰も何も二人を邪魔しないでください、と願い続け、トイレも限界までガマンしながらたどりついた、冬の終わりに向かう第19話のラスト。せっかく全身でドラマに浸り、押しつぶされそうな胸の痛みにこらえていたのに、横で酔っ払った父がテーブルの角で小指をぶつけて「あーーーーー痛いのぅーーーーーー。おーい、優子、マッサージしてくれ。おーーーーい、こいつマッサージしてくれんど?おい!!おーーーーーーーい。」と大声で邪魔をし始めたのです。おかげでここぞという場面で私の集中力がきれ、腹が立って泣くに泣けませんでした。この最終話のためにこの2日間、変な会話もなるべくせずに過ごしてきたんです。それなのにこんな、現実はこんな結末なんて・・・。ひどすぎる。気持ちよく流すはずだった私の涙を返しなさい。
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台風の爪あと
2004,9,10
今朝実家はようやく電気が復旧したらしく、母ちゃんから喜びの電話がかかってきました。と同時に「大変!お父さんがいろいろいじって給湯の設定がわやになったんよー。優子を呼べーっ、直させー、って言いよる。」ということらしいので、なるべく急いで家に帰りました。取説がテーブルの上にほっぽり投げてあって、一応チャレンジしたんだな、とは思いました。あれだけ仕事場で水道やら酪農機器の不具合やら倉庫作りやらなんでも自力でなんとかする父ちゃんが、台所の給湯設定に苦戦するなんて、そんなのただせっかちで説明書を隅々まで読んでないだけだと思うんですが、私だって専門じゃないんですからとにかく説明書を読みながら再設定しました。こら。こんなにあっさりできるじゃないか。でも今回台風で大変な作業があっただろうに、抜け道のない県道部分が陥没して帰ることもできず何の手助けもできなかったので、ちょっとでも必要とされ、その期待に最低限答えられてよかったや、と思いました。ところで、今日添付してある写真のバラなんですが、濃いピンクはとっても華やかでゴージャス、うっすーいピンクの方はなんとも上品!我が家の近所にバラ園があるのですが、この停電で冷蔵庫にあった切花用のバラが出荷できなくなったとかで、近所の奥さんが大量に分けてくれたものなんです。早速生けて撮影してはみたものの、わたくしの、なんと生け花センスのないことか・・・。お恥ずかしくておみせできません。でもせっかくたくさんもらったので、余っているバラだけを撮影しなおしました。自分で生けてみて初めて、結婚式で二つも素敵なブーケを作ってくれた友達の大変さやセンスのよさがよくよくわかりました。あれは本当に素敵だったよ。
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外出
2004,9,9
携帯の液晶を壊してしまい、修理に出すために外出しました。そして、帰りにふと、久しぶりに雑貨屋さんに寄ってみたのです。時間もあったし、あまり来た事のない雑貨屋さんだったので、店内とにかく全部みました。そこで、衝動買いなんて珍しいことなのですが、一目ぼれしてこのキッズ向けのお皿を買ってしまったのです。最近ほんとに1人で食事することが多くて、何を作っても食事の時間自体がつまらなくなっていました。このお皿に盛り付けた少しの量を、ゆっくりかんで食べれば、ちょっとは食事が楽しいと思えるようになるのでは?と感じたのです。小さい頃からグラタンが大好きだったのですが、実家にあるグラタン皿も、食べていると底の絵が少しずつ現れるデザインで、そのお皿を嫁入り道具にしようかなと迷ったほど好きだったので懐かしい感じもしました。とにかく、もう今以上太らないようにしなければ、ますます家にひきこもる生活が続いてしまいます。台風で飛んできた瓦をどうやってよけたのか、家のそばに停めてある私の車は無事でした。(車の周りには割れた瓦だらけだったのに!)そのラッキーな車に乗ってしまえばいいんですが、なかなか出かける気持ちになるまでが時間がかかってしまいます。こんなとき、家に犬か猫がいればどんなにほんわかした気持ちになれるでしょう。あぁ、実家に帰りたい。でも実家はいまだに停電しています。早く復旧してくれないかな。
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18号襲来
2004,9,7
台風の思い出といえばやっぱり12,3年まえの台風19号でしょうか。当時木枠に薄っぺらなガラスだった実家の縁側の窓はほぼ全壊でした。寝たきりだったおばあちゃんを、嵐の中父が担いで安全な場所に移動させるのをオロオロしながら横で見ていた私は高校生でした。あれから12年。28歳になった私は停電後、お昼過ぎに帰宅しただんなとまずはお昼ご飯を食べ、「あ!アイス溶けるんじゃない?食べよう!」と彼があまり好きではないコーヒー味のアイスを無理やり食べさせてしまいました。午前中布団干しを固定するために一度外に出たのですが、体重50キロもある今の私でさえ本当に立っているのも困難なほどの暴風。近所の家の屋根がまるでやわらかいもののようにめくれる様も見てしまい、驚いて声を上げてしまいました。もしこの風が家に対して斜めではなくまっすぐ窓に向かって吹いていたとしたら、と思うとぞっとしました。風がおさまってようやく今夜が心配になってきた我々は、懐中電灯とろうそくを買いに行くことにし、車の周りに散らばった割れた瓦を少し片付けて車にのりました。大きな看板や木がバッタバタ倒れ、アスファルトにどこかの泥が撒き散らされたようになっていました。住民の皆さんは何人かで同じ場所を見上げたり片付け作業をしていたり、軍手をしたまま立ち話をしていました。信号が停電している交差点では警察官が手信号で交通整理をしていました。信号といえば、強風にあおられてよそを向いたままのものもあり、「あいつ(あの信号)やる気ないね。」と、懐中電灯すら用意できていなかった私ら夫婦に突っ込まれていました。電気保安協会の制服を着た人二人がパンを買っているのを見たとき、これから復旧に向けて働き続ける人がいるんだなと思いました。テレビもつかないので明るいうちはひたすら本読みをした我が家。わたしは図書館で今日返却予定だったけど読み終わるのが間に合わないなとあきらめかけていた本の続きを読んでいました。だんなは読む本がないらしく、「なんかないん?」と言われたので、「ダーリンは外国人」を貸してあげると、時々「ふふふっ」と言ってやっぱりこの人も笑いがこらえられないようでした。この人がマンガを読みふけるのを初めて見たので、台所からズームで撮影しました。「次!」と要求されたけど、無茶言わないでよ。Aが最新刊なんじゃい。
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2DKに8人で晩ご飯、の巻
2004,9,5
今日の夜ご飯は我が家で総勢8人。うち二人はまだ2歳と3歳かな?ちびちゃんが含まれているとしても、かつてこの人数で過ごしたことはありません。おさまるかなぁと心配していましたが、そこは友達ですからなんとかなるみたい。それぞれにスペースを作り出してくれていました。お客さんがある、となると悩むのがメニューですが、今回は材料ありきで組み立てたので、野菜が中心になってしまいました。今日集まろうと言う提案を出したあんちゃんは、普段肉食っぽいので物足りなかったかも。というのも、昨日の夕方、野菜をとりに実家にとんぼ帰りしたのです。田舎のお土産はついつい大量になってしまいます。その大量の野菜を車に積み込んで、途中柳井で足りない材料を買い足しながら帰りました。今回の集まりを母に話すと押し寿司の道具を持たせてくれました。お客さんの時にはこれが結構さまになるというのです。私は初めてひとりで押し寿司というものを作りました。1回目は失敗しました。写真は2回目でまぁ成功した方です。お寿司のいいところは冷めても全く問題ないところです。だから早くから作っておくことができるのがポイントでした。みんなが帰ってしまってからだんなに「料理どうだった?」と聞くと、「覚えてない。」と言われました。飲みすぎなんだよ!でも楽しかったから今日のところはひとにらみして終わりにしてあげました。ちなみに、ちびちゃんたちが一番食べてくれたのは「漬け物の盛り合わせ」でした。かわいい顔して渋い子供たちじゃ!
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ルビーの指環
2004,9,4
さっき、短大時代に一番仲がよかった女友達から緊迫した声で電話がありました。これはなにかあったに違いない、と心配した瞬間、彼女が「おっきー?あのね・・・く〜も〜り〜ガァ〜ラッスの〜、の続き歌ってみて。今ちょっとだんなとそれでもめとる。」とのこと。言われるがままに「く〜も〜り〜ガァ〜ラッスの〜むぅ〜こうは〜・・・、あ、ここのことよねぇ、知りたいのって。」と歌う。だんなさんの主張は「風」、あたしの友達Mさんは「雨」。Mさんが雨という理由は風だとガラスはくもりません、とのこと。確かに、私もそうだと思いました。Mさんのお母さんも「雨」と主張。そこで、「1分後にかけ直す。」と言って、携帯サイトのセガカラ歌詞集で寺尾あきら(漢字がない!!)を検索。正解は「風の街」で、だんなさんが正解であることを伝えました。Mさんには「ちなみに、歌詞のさいごはTululu tulululu tulu tulu・・・です。」と教えてあげると「ム、ムカつく〜・・・。」と言っていました。いやぁ。人の役に立つって気持ちいいね。
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ご近所の疑問
2004,9,3
今のアパートに引越しするとき、ちょうど駐車場で出会った男性に住み心地を聞いてみて、その人がとても素朴でおだやかーな家庭人、というところにも安心したので、その日のうちに契約をしたアパートに住んでいるんのですが、その時の方の奥さんと夕方立ち話をしました。お話するのは3ヶ月ぶりくらいで、もちろんその頃私の髪はロング。私が髪をショートにしたことを知らなかったらしいのです。どおりで奥さんに会釈しても「誰だろう?」って顔されてたはずだよ。おまけに、だんなの車に二人で乗って実家に帰るときとかも、「助手席の女の人、誰なんかねぇ。髪短いし、おっきーじゃないよねぇ。」という話になっていたそうです。だとしたらよっぽど馴れ馴れしい助手席の女に見えたことでしょう。会ったこともないのに今にも話しかけられんばかりの勢いであいさつして通り過ぎていましたから。でもそれ間違いなく私ですから!ただし、助手席に見知らぬ女性・・・それはそれで今度からは私に告げ口して下さるようお願いしましたけどね。そうでなくてもO型が浮気した場合、態度がふだんとあからさまに違うらしく、わかりやすいらしいぞ。我が家は二人ともO型。・・・。普通に生活したがいいね。
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春巻き作ったどー
2004,9,2
予定通り友達と一緒にうちでご飯を食べました。なんだかんだ家のことをしていたら4時くらいになっていたんですが、ポテトサラダ(今週3回目ですけど)と、中華風スープと、クロックムッシュというホットサンドの下準備と、マカロニグラタン、そして、先日習ったばかりの春巻きを手際わるく作りました。春巻きは揚げたての方がいいんだろうなと思い、そろそろ到着するかなぁという頃に揚げ始めたのですが、もうー大変!!この間はまったくはねなかった油が、私の手と顔面めがけてこれでもかこれでもかとはねまくって総攻撃してきたのです。おかあさんが言っていた「膨らんでバチバチはねるのがいや。」というのはこれのことですね。そんじょそこらのはね方じゃないんです。でも近寄らないと焦げてしまうし、っていうかまず熱いし、顔にも油が飛んでくるしで、もう、ほんとにドタバタしました。こんな危ない状況で誰かに助けを求めるわけにもいかず、時間差で帰ってきただんなの春巻きの時も同じ状況で命がけで春巻きを揚げました。春巻きを巻くときは椅子に腰掛けてゆっくり丁寧に隙間を作らないようにすることが何より大切なんだということを学び直しました。あと、今日はちょっと具がゆるかったのかも。いい勉強になりました・・・。ちょっと作りすぎたみたいで、明日のお昼も春巻きとポテトサラダとマカロニグラタンです。ちょっとうれしい。
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愛用できそうな食器
2004,9,1
私は夫が帰ってくるまでご飯を待つ、ということをあまりしません。いったい何時に帰るか見当もつかないからです。連絡もくれんし!だから先に食べてしまいます。誠に寂しい食卓です。だんなはいいですよ、どんなに遅く帰っても、ひとりで食べる、というこはない。世の中1人きりの食卓なんて普通にあるとは思いますけどね。うちはウイークディで二人そろっての夕食って月に一回あるかないかくらいです。今日は昼間麦茶を沸かしておいたのですが、温め直してそれでも飲みながらだんなの夕飯につきあうか、と思ったんですが、私だけなーんも食べないのはつまらんのです。そこで、結婚したときに、以前お世話になった女性ディレクターから頂いた夫婦セットをおろして使うことにしました。左から、梅干、親戚のおじちゃんが漬けたナスのからし漬け、お姑さんからもらった酒粕風味の美味な漬物を盛ってみました。この枝豆のようなデザインが気持ちをほっこりさせてくれる上に、何を盛ってもちょこっとなら様になるようになってるんでしょうね。頂き物の食器にもらいものの漬物、それにあっつあつの麦茶が合うのです!いつもなら上下関係が傍目にもわかるほどおだやかではない食卓が、この和食器と漬物たちによってまるで40年くらい連れ添った夫婦のような空気に包まれたのです。きっと漬物とお茶って日本のお茶の間の平和をサポートしてきたんじゃないかな、と思いました。
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